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【ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~/三上延】読了

本日二つ目の読書レビュー。
いやあ、一日に3冊読むとさすがに疲れますねぇ。
しかし内容忘れないうちに記録だけつけておかねば。

【ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~/三上延】
古書にまつわる様々な物語を扱った、大人気ビブリオミステリ3作目。
今回も前作からの登場人物やリンクがあり、思い出すまでに少し時間かかりましたが、内容はやはりひと味違った面白さがありました。
まず人が死なない。ほぼ古書から読み取れる情報のみで事件を解決する。探偵役の栞子さんが相変わらず可愛い&圧倒的な本の知識がすごい!――ことに加えて、今回は主人公との(恋愛)進展を促すような出来事はあまりなくてちょっと残念でしたが、代わりに彼女の母親の秘密が裏テーマに据えられていました。
新規に登場した人物の多くも、篠川智恵子となんらかの関わりがあった人たちで、表向きの事件を解決する一方、そちらの謎も少しずつ紐解かれていくような感じでした。
とは言え、古書にまつわる事件のほうも充分興味深い話でしたよ。なにより各話の読了感が良い!
そこに込められた想いを正しく汲み取ることによって、長年の誤解が解けたり、あるいは気持ちが通じたり、そんなほんわかするような解決シーン。
また、栞子さんも普段はシャイですが、言いたいときには大声ではっきりと言う姿勢も好感が持てます。そのギャップがさらに彼女の本好きを引き立たせているようで。
これからもシリーズを追いかけたいですね。

では、ろりこん!

by broken-range | 2012-07-31 23:06 | 読書レビュー