人気ブログランキング | 話題のタグを見る

東京ディズニーランド ~デートコース(園内2)~

さて、テストも無事終わったので今日も旅の記録を書いていこうと思う。
一昨日の記事では猫耳撮影会をしたところまで記したので、その後の行動から思い出せる限り綴っていく。

撮影会が終わり、我々は次なるアトラクション、『キャプテンEO』目指して再びトゥモローランドへ戻ってきた。
トゥモローランドと言えば、敷地の一角にドーンとそびえている人気アトラクション、『スペースマウンテン』があることで有名であるが、我々が横を通り過ぎたときにはちょうどなんらかのシステムトラブルでも発生したのか、しばらくご案内を見合わせております、とスタッフさんが申し訳なさそうに説明していた。
そういえば、以前家族とディズニーランドを訪れたときにも、『スペースマウンテン』は一時運転を休止していた。希ちゃんはカーブを曲がるときにかかる強いGが嫌いであまり乗ることはないけれど、『スペースマウンテン』を楽しみにしていた客にとっては良い迷惑である。
ディズニーは待ち時間中も客が退屈しないよう、内部の装飾にもかなり力を入れているが、肝心のマシンの方が疎かでは本末転倒である。『スペースマウンテン』はどこのメーカーが作っているのかわからないが、必要以上にコカ・コーラの宣伝をしている暇があったら、もうちょっとマシンと人に優しいコースレイアウトを考えてほしいものだ。
そう、ご存じの通り、『スペースマウンテン』は、あのドーム状の中を猛スピードで疾走する絶叫アトラクションである。ゆえに、大きなドロップはないのだけれど、ドームの形状上カーブが多く、絶えず時速50kmでぐるんぐるん振り回されるのである。最初の内はそれも楽しいが、後半になってくると「もうええっちゅうねん」って気分になってくる。
しかも、宇宙空間をハイスピードで駆け抜けるという文句を掲げているにも関わらず、いざ実際に乗ってみるとすぐ近くに鉄骨が丸見えであり、安全バーから両手を離したりすると、手や腕をぶつけて骨折するのではないかとハラハラするのである。カーブもきつく設計されていて、強い遠心力とGに耐えるために絶えず足を踏ん張っていなければならない。
『スプラッシュマウンテン』や『ビッグサンダーマウンテン』では、「あ~、面白かった!」とみんな笑顔で帰還してくるが、『スペースマウンテン』は乗客のほとんどがぐったりして戻ってくるのである。希ちゃんも初めて乗ったときは、「わずか3分の間に一体なにがあった!?」と青ざめたものである。
今ではリニューアルされて、多少は宇宙空間っぽくなったらしいが、個人的にはそんな演出よりも、スイスのメーカーあたりにマシンを作り直してもらいたいものだ。
最後になるが、『スペースマウンテン』の入口へと続くエスカレータのすぐそばに、アトラクションの説明と注意事項が書かれた看板があるのだが、ふとそれに目をやるとこんな文が目に飛び込んできた。
「――スペースマウンテンは、宇宙空間をハイスピードで急降下、急旋回、急停止するスリリングなジェットコースター型アトラクションです。」
思わず、ツッコミを入れそうになった。時速50kmで走っている最中に突然急停止したら、慣性的に色々とやばいのではないだろうか。そもそも、少し前までの説明書きには「急上昇、急降下、急旋回」と書かれていたはずである。
なぜ、急上昇が消え、代わりに急停止が加わるようになったのか。それはおそらく、システムトラブルの回数が多くなってきたからに違いない。ジェットコースターというのは、年月が経つにつれ、だんだんガタがくるようになるものである。ディズニー側もほとんどのアトラクションで定期点検を行っているが、痛んだ箇所が見つかった場合は、多少休止期間を長くとってでも、きちんと工事してもらいたいと思う。
それがディズニー側にとってもお客にとっても、満足のいく結果に繋がるであろう。

act4 『キャプテンEO』
前置きが長くなってしまったが、そろそろ我々の旅に話を戻そうと思う。
『キャプテンEO』(エオではなく、イーオーと読む)は、『ミクロアドベンチャー』の後に新しくできたアトラクションである。正確には、『キャプテンEO』→『ミクロアドベンチャー』→『キャプテンEO』(期間限定で復活)という流れになるのだが、この背景には、かの有名なマイケル・ジャクソンの死という悲しい物語がある。
とは言え、希ちゃんはマイケル・ジャクソンについてはそれまでほとんど知らなかった。希ちゃんが知っていることと言えば、足を交互に滑らし、前に進んでいるように見せかけて後ろへ滑る「ムーンウォーク」と、「ぽう!」と叫びながらよくわからん激しい踊りをしている人というイメージくらいであった。
それをしゃうにゃんに伝えると、彼は顔色を変えて、マイケル・ジャクソンの素晴らしさについて熱弁をふるい出したのだが、言葉でいくら「ダンスのキレがすごい!」と言われても、すぐにはピンとこないものである。
「とにかく一度見るべき!」ということで、我々は『キャプテンEO』の列へと加わった。何事も”百聞は一見に如かず”である。
分類に関しては、これも3D眼鏡をかけて見る客席型アトラクションであるらしい。先ほどの『フィルハーマジック』といい、今日はやけに3Dと縁があるみたいだ。
建物内に入ると、『キャプテンEO』のメイキング映像が頭上のモニターに流れ出した。詳しいことはよくわからないが、なにやらマスクみたいなものを制作していたり、数人のダンサーが激しい踊りを披露していた。この瞬間からすでに、「マイコーは偉大だ」という洗脳が開始されていたものだと思われる。
ただ一つだけ映像で気になったのが、ダンサーの中に「CATS」と書かれたTシャツを着ている人がいたことだ。CATSと言えば、我が横浜で公演している劇団四季のミュージカルが真っ先に思い浮かぶが、なぜそんな宣伝がなされているのかは謎である。

さて、ようやくメイキング映像が終わり、劇場への案内が始まった。
『フィルハーマジック』では割と後ろのほうの席だったが、今度はかなり前である。前の人の頭が高いと、3D映像の一部がかぶってしまうことがあるが、ここではそんな心配はいらなさそうである。
客席にゆったり腰かけ、少ししてから『キャプテンEO』スタート。しゃうにゃんから、「これはフィルハーよりもちょっと怖いかも」と聞かされていたが、宇宙空間での戦闘や宇宙船というのは男のロマンであり、自然とテンションが高まった。
加えて、マイケル・ジャクソンが超イケメンなのだ。「キャ~カッコイイ!」と叫びたくなったが、そこは周りの迷惑を考えて心の中だけに留める。
しかし、真にすごいのは後半のダンスパートである。なんというか、めっちゃキレがいい。ターンは鋭く、音楽に合わせてビシッ!と踊る。後ろにかかっていたのは「チェンジ・ザ・ワールド」という曲だが、ダンサー全員の息もぴったしで、時折訴えかけるようにこちらに向かって人差し指をビシッ!とたてる。さすが、「ポップ界の王」、「人類史上最も成功したエンターテイナー」である。
そして何度もしつこいようだが、マイケル・ジャクソン自身が超ハンサムである。
すべてが終わったときには、希ちゃんも気分はすっかりマイコーであった。『キャプテンEO』から『スター・ツアーズ』へ向かう途中、小さな子供とぶつかりそうになったのだが、そのときはなぜかサイドステップで避けてしまったものだ。
これも洗脳の効果と言えるだろう。


~続く~

書いてたら長くなったのでここまで。
一体いつまで続くのかしら~。では、ろりこん!

by broken-range | 2011-11-21 18:26 | 日常