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「虚構推理」読破

おめーまだ読み終わってなかったのかよ!ってツッコミきそうですが、「アラカルト」執筆中に下手に読んでしまうとまた一人称視点に影響が出かねないので後回しにしていたんですよ。
でもまあ、16話がまだ残っているとは言え、毎日少しずつ執筆に触れていればそう影響出ないことが分かったので一気読みしました。
というより、読み始めたらページをめくる手がとまらなかったんだよ!

というのも、僕は世の中のミステリ小説を以下のように分けているのですが、

①はやみねさんの作品のような、ほんわり温まる児童文学ミステリ
②西尾さんの作品のような、キャラの掛け合い重視のラノベ風ミステリ(怪異ものも含む)
③トリック重視(とは限らないけど)、がちがちの本格ミステリ

いまは、②や③を脳が求めていたため、がっつりハマってしまいました(「アラカルト」は①ですけどね)

さて、では岩永の魅力について語るだけ語ろうと思います。(←レビュー……?)

1. 一眼一足の巫女(妖怪たちの知恵の神)という設定
 この設定だけでまず好きになりました。妖怪、物の怪たちからも情報を集める探偵って新鮮だね。ついでに容姿が幼い=ロリっ娘?のようですし、岩永可愛いよ岩永!

2. 考え事をするときに、無意識に右眼にかかる前髪を触ってしまうこと
 なにか考えるときに特有の仕草をしてしまう探偵って良いと思いません? たとえば、ポアロなら髭をさわるし、コナン君ならサッカーボールでリフティングするし、Lなら甘いものをつまんだり、ブロックを積み上げたりしますよね。
岩永の場合、考え事しながら前髪をいじる姿ってとっても萌えると思います! 岩永可愛いよ岩永!

3. どんなに不利な状況になっても、うろたえない。
 探偵たちって、だいたい自分の頭脳に絶対の自信を持っていますが、やっぱりどんなに難問だろうと「自分に解決できないわけがない! 絶対に解決してみせる!」という姿勢にしびれちゃいます。
岩永も圧倒的に不利な状況を覆さないといけない状態に追い込まれましたが、第一の案が駄目なら第二の案、第二の案が駄目なら第三の案……と、決してうろたえずに、強気でがんがん攻めたところが格好良かったです! 岩永可愛いよ岩永!

4. 第七章での岩永が可愛すぎる!
 九朗と紗季の関係をなんだかんだ気にしつつ、九朗の朴念仁さににじれったい様子の岩永可愛いよ(ry

あと、ほかの探偵でも途中、真相を隠すために敢えて言及を避けたり、一部の事実を取り入れながらも嘘の推理を語ることがありますが(教授なんかそうですよね)、最後には必ず”真実”を語ります。
しかし岩永のすごい所は、最初から最後まで”虚構”を語ったことですね。それはもう、ここまで嘘を組み上げられるものなのか!?と感心してしまうくらい。
まあ、虚構ゆえに所々無理やり感は確かにありましたが、それでも第四の解決案にはぞくっとしました。
まさに、虚構推理。これ以上タイトルに相応しい響きはないでしょう。
というか、これもしかして続編出るのでしょうか? 個人的に激しくシリーズ化希望です!

最後に全体の感想としては、

ミステリ大好きだああああああああああああああああああああああ!!!!

では、今日はこれにて(笑)。
また明日~。

by broken-range | 2011-06-17 16:15 | 読書レビュー