まったり聖地巡礼の日々を綴る旅ブログ。主に湘南鎌倉を舞台とした作品が多めです


by broken-range

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カテゴリ

全体
ブログ紹介(初めて来られた方へ)
読書レビュー
パズドラ
スクフェス
ラブライブ!
ラブライブ!SS
TARI TARI
聖地巡礼(TARI TARI)
聖地巡礼(俺妹)
聖地巡礼(つり球)
聖地巡礼(たまゆら)
聖地巡礼(未来日記)
聖地巡礼(ちはやふる)
聖地巡礼(ハナヤマタ)
聖地巡礼(ラブライブ!)
聖地巡礼(のんのんびより)
聖地巡礼(ココロコネクト)
聖地巡礼(ミルキィホームズ)
聖地巡礼(きんいろモザイク)
東方
日常
ポケモン:BW2
ポケモン:ブラック / ホワイト
ポケモン:ハートゴールド
ポケモン:エメラルド
ポケモン:プラチナ
動画紹介
座談会
短編企画
駅メモ
サークルEMA

以前の記事

2016年 05月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
more...

ライフログ

ハナヤマタ関連商品

花ハ踊レヤいろはにほ(CD+DVD)


花雪(CD+DVD)


コドクシグナル(CD+DVD)[TVアニメ ハナヤマタ挿入歌]


ハナヤマタ画集 華画数多[カガアマタ] (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)


YOSAKOI SONG Series 壱 なる


YOSAKOI SONG Series 弐 ハナ


YOSAKOI SONG Series 参 ヤヤ


YOSAKOI SONG Series 肆 多美


YOSAKOI SONG Series 伍 真智


ハナヤマタ よさこいLIVE!

リンク

・星島みなとさんのサイト
さまよえるコミック
オリジナル長編マンガや聖地巡礼マンガを公開しているサイト

・EMA公式サイト
サークルEMA
江ノ島・鎌倉を起点に活動している湘南大好きサークル。
最新のニュース、グルメ、絶景フォトなどなんでもござれ!

・cross-wizardさんのブログ
ひとひらの桜
神奈川や東京の美味しいラーメン屋さんを紹介しているブログ

・雨竜三斗さんのサイト
雨降らしの竜
東方のオリジナルノベルなどの創作活動をされているサークル

・ゆーさんのブログ
ゆーの活動記録
色んなアニメの整地巡礼に行かれている方のブログ

・EMAによる湘南写真公開
湘南フォトギャラリー.com
EMAが撮影した写真をまとめたサイト。無料でダウンロードもできます

ブログパーツ

検索

最新の記事

羊屋カラオケセトリ
at 2016-05-05 17:08
羊屋津田沼オフ
at 2015-10-18 18:19
羊屋広島旅行記(3日目~4日目)
at 2015-10-12 23:25
羊屋広島旅行記(初日~2日目)
at 2015-10-12 23:22
羊屋大規模オフ 2015夏コ..
at 2015-09-07 22:33

その他のジャンル

ブログジャンル

画像一覧

カテゴリ:TARI TARI( 12 )

TARI TARI×ハナヤマタ コラボ短編1

どうも。久々に執筆なんぞ嗜んでみたつきにゃんです。

湘南を舞台としたアニメ作品に「TARI TARI」と「ハナヤマタ」があるのは、ここのブログの読者さんならご存じかと思いますが、僕はこの2作品が本当に大好きでして、舞台が同じならコラボしないかなーなんて常日頃からぼんやり思ってました。
そんなとき、あるフォロワーさんとのやりとりから、「ないなら自分で書けばいいじゃない!」という結論に至り、こうしてなろうの作品をよそに筆をとった次第。

時系列的には、TARI TARIが和奏正式入部後(6話後)、ハナヤマタが温泉合宿後(10話後)にあたります。
都合にあわせて多少変えることもあるかもしれませんが、基本どちらもアニメの流れを基準に書いていると思ってもらえれば、と。
少し長くなりそうなので、分割6記事くらいでお届けするつもりデス。

稚拙な文章ですが、興味のある方はmoreからどうぞ!

TARI TARI×ハナヤマタ コラボ短編1
[PR]
by broken-range | 2014-09-28 14:43 | TARI TARI

久しぶりの動画紹介(TARITARI、たまこまーけっと)

最近ニコニコに上がっていたTARITARIのMADでクオリティの高い動画を見つけたので紹介。
合唱部の5人にスポットを絞り、本編をうまく3分にまとめています。


うp主のセンスに脱帽。アニメをもう一度始めから見返したくなりますね。
個人的にはまひると教頭の関係も少し絡めて欲しかった……!
けど、それ入れると3分じゃ足りないかw
こういうMADはもっと増えてほしいものです。

さて、それと聖地巡礼関係でもう一つ。
いま放映中のTVアニメ「たまこまーけっと」の舞台、出町桝商店街を訪れた人たちの動画がとてもよかったのでこちらもご紹介。


商店街の人たちがとても親切でいいね!
いつかこんな巡礼動画作ってみたいものです。

では!
[PR]
by broken-range | 2013-01-17 04:09 | TARI TARI

ブログ30,000hit記念SS!!

少し遅くなってしまいましたが、当ブログも30,000hitを達成しました!
いつも足を運んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます!
これからも管理人と仲良くしてやってくださると幸いです。

さて、久々にSSを書いてみました。
時系列的には、パックスさんのTARI TARI SS 来夏「紗羽が居なくても、寂しくなんてないよ」の後日談という形で書かせていただきました。
未読の方は、先にそちらを読まれるといいかもしれません。
というか、本当に素晴らしいSSなので是非!

では、本編はmore以下で。
また後書きでお会いしませう。

ブログ30,000hit記念SS
[PR]
by broken-range | 2012-12-11 23:58 | TARI TARI

TARI TARI ストーリー解説&名場面集(#13【最終話】)

長かったストーリー解説もこれで終わりです。
青春合唱アニメ「TARI TARI」ついに完結!
※#12の解説はこちら

・第13話(最終回)「晴れたり泣いたり あとは時々歌ったり」
白祭当日。合唱部のメンバーはそれぞれの想いを胸に、舞台となる学校へと向かう。しかし文化祭を開催することを快く思わない理事長により、校門や駐輪場は太い鎖が巻かれ、駐車場には警備員が配置。体育館のドアにもすべて鍵が掛けられていた。何とか校門を乗り越えようとする大智の前に理事長が現れ、勝手なことをすれば内申書にひびくと脅されてしまう。どうすることもできないのかと暗くなる彼女達。その時「やりなさい、文化祭。私が許可しよう」と声が響く――。
c0219090_1227129.jpg
c0219090_12271229.jpg
「お母さん、行ってきます!」

白祭当日。天気は生憎の雨だが、ラジオによると午後には回復するという。あの時言えなかった「行ってきます」を今度はちゃんと母親に伝えて、和奏は家を出ます。

c0219090_12305612.jpg
c0219090_12311388.jpg
c0219090_12313514.jpg
c0219090_123222.jpg
ほかの合唱部メンバーも舞台となる学校へ。ハマチからの連絡で、大道具の絵は無事完成。来夏が持ってるシャチのぬいぐるみはこんな構造になってたんですねw あと紗羽の親父さん気合い入りすぎだw

c0219090_12383359.jpg
c0219090_12384491.jpg
しかしいざ学校へ着いてみると、駐車場には警備員が配置され、校門も駐輪場も閉鎖されていた。また、校内に残っていたハマチによると体育館も全部鍵がかけられているという。理事長の徹底した妨害により、顔を曇らせる一同。とりあえず中に入ろうと田中が門を乗り越えようとした時、理事長本人が五人の前に現れる。

c0219090_12433111.jpg
c0219090_12434699.jpg
理事長と真正面から対峙する形となった合唱部。五人は必死の説得を試みるも、理事長は頑として許可を出そうとはしない。挙げ句の果てには、「たかが歌のために勝手なことを処分を受ければ、将来に関わるんじゃないかな」と権力を盾に取られてしまう。「自分たちが未熟で無力な若者だということを知りなさい」という言葉に、悔しくて歯噛みする一同だったが……。

c0219090_12563857.jpg
「やりなさい文化祭。わたしが許可しよう」

そこへ音叉を鳴らしながら校長が登場。未だ理事長の権力に怯えながらも、「この学校の校長はわたしだ」と反抗の姿勢を示す。そして五人に対しては「今まで合唱部顧問として何もできなかった自分を許してくれ」と頭を下げる。その姿に苛立った理事長は声を荒げる。「何をしている! 君の教育が至らないから、こういうことになるんだろう!」と。

c0219090_1375333.jpg
「……何が教育だ。人の弱さも、その弱さを癒やす歌の素晴らしさも知らないくせに……! あんたにとってここはただの資産でも、生徒にとっては大切な場所なんだ! 集まって歌くらい歌ったっていいじゃねぇか!」

今まで臆病な面しか見せてこなかった校長の一番の見せ場ですね。理事長に掴みかかりながら、歌の素晴らしさ、学校とはどういう場所なのかを訴えます。その態度にますます激怒した理事長は校長を解雇、さらには文化祭開催告知のチラシも丸めて地面に投げ捨てる。しかし白祭の開催に協力的なのは校長だけではなく――

c0219090_1334022.jpg
「校長先生の解雇手続きが終わる頃には、文化祭も終わっているでしょう。今日は声楽部と吹奏楽部を中心に、音楽科がサポートします」

丸めたチラシを拾い上げ、教頭は来夏に歩み寄る。この場面、第3話で和奏が部活申請書を拾い上げたシーンと被りますね。あの時は教頭が用紙を投げ捨ててましたが、ここでは拾い上げる立場になっている。こういう細かい演出で心情の変化を表す手法好きです。さらに教頭は、和奏の作った歌(「radiant melody」)のコーラスと伴奏用の楽譜を手渡し、自ら指揮を申し出る。

c0219090_13523946.jpg
「宮本さん、あなたが動かしてきたこのステージ……私に指揮をさせてもらえませんか」

このシーンの教頭、ぐっときますね。TARI TARI の主人公は一応和奏ということになってますが、全体を見ると、教頭もサブ主人公的なポジションであるように感じます。音楽に対する姿勢。才能の有無。まひるへの憧れと嫉妬。そして和奏が完成させた歌。それらを通して徐々に教頭の表情も柔らかいものに変わっていったのが印象深かったですね。
さて、あくまで校門や体育館を開放する気のない理事長を無視し、すでに駐車場の警備員には帰ってもらったとのこと。また来場者の誘導もそこから行うという。敵に回すと厄介だけど、味方になると教頭は頼もしいですねw  しかし体育館が使えないとなるとステージが……と心配する来夏だったが、まるでその気持ちに応えるかのように――

c0219090_14252611.jpg
「雨があがりましたね」

降り続いていた雨は止み、雲の切れ間から柔らかな陽射しが漏れ出す。もし「まひる」が「真昼」という意味があるのだとしたら、まるで天から和奏の母親が五人を応援してくれているようで、ちょっぴり涙が出ますね。BGMも加わって、良い感じに盛り上がっていきます。さらに来場者が続々と到着。

c0219090_14402664.jpg
「あら、ちょっと早すぎたかしら。ここでいいのよね、白祭」
c0219090_14404530.jpg
「あれ、1番じゃない」
「1番じゃなくても大丈夫だって」
c0219090_1441484.jpg
「真面目に歌えよ」
c0219090_14411939.jpg
合同発表会のスイカおばさん、ワールドミュージックフェスティバルの子供3人、そして和奏パパ。今まで彼らの歌に心動かされた人たち。決して大きな数ではないけれど、自分たちの立てる範囲で掴んだ大切なファン。いっぺんに大勢押しかける展開よりも、こっちの方が「小さいながら精一杯頑張ってきた結果」みたいな感じがして泣けます。そこ、お前涙脆いなとか言わないの! いいじゃない、こういう小さな感動も。話が大げさにならない所が、普通の高校生らしいと思うのよ。

c0219090_14572796.jpg
c0219090_14574516.jpg
その後は早速校内に入り、声楽部と打ち合わせ。「声楽部もなにか目標がないとまとめられないから」と広畑さんも協力的に。ツンとしていたキャラが最後にデレるのはPAのお約束←

c0219090_1504958.jpg
c0219090_151331.jpg
c0219090_1511893.jpg
c0219090_1575059.jpg
そうこうする間にも来場者はさらに増え続け、大道具や衣装も見事完成し……そして午後一時、いよいよ合唱部による音楽劇が始まった――。

c0219090_159586.jpg
c0219090_1591953.jpg
c0219090_1594893.jpg
劇は順調に進み、声楽部や吹奏楽部も所定の配置につき始める。そして舞台はクライマックスへ。

c0219090_15133853.jpg
「闇に覆われた世界でただ一人、道は見えない」
「心配ない。歌声のする方へ歩き出せばいいんだ」

c0219090_15151489.jpg
「ならば、私たちは歌いましょう。互いのささやかな道しるべとして」
「たとえ奇跡は起こせずとも、ただひとときの憩いのために」
「それぞれの思いを歌にのせて――」

c0219090_15172098.jpg
「いま、私たちはまた歩き出す!」


c0219090_15203064.jpg
c0219090_15205492.jpg
c0219090_1521852.jpg
c0219090_15212490.jpg
c0219090_15221697.jpg
c0219090_15223866.jpg
c0219090_1522544.jpg
c0219090_15231111.jpg
c0219090_1524960.jpg
c0219090_15243452.jpg
c0219090_15245286.jpg
c0219090_15251796.jpg
c0219090_1526471.jpg
c0219090_15261736.jpg
c0219090_15263165.jpg
「radiant melody」絶唱!!

歌い出しからみんな上手すぎで鳥肌立つ→サビからの疾走感と、教頭が楽しそうに指揮しているシーンで一気にくる→遺影のまひると、「心の旋律」のメロディが入る所で涙腺壊れる→モブ大集合好きすぎてやばい→合唱部も声楽部も、そしてお客さんもみんな楽しそうでいいね!→上野さんまじ天使→888888888888888888888!!!!!!!!
って感じで、知らない人からすればなんだコイツ……と思われるかもしれませんが、とにかく感動した!! 
一応動画も紹介しておきます。↓


c0219090_15474932.jpg
c0219090_1548113.jpg
c0219090_15482181.jpg
c0219090_15484429.jpg
c0219090_15491961.jpg
季節は移ろい、Bパートは各キャラの後日談。田中はスポーツ推薦で合格、来夏は受験に向けて勉強、和奏は本格的に音楽を勉強するために芸大を目指すことに決めた様子。ウィーンはオーストリアの友達、ヤンとの再会を優先するらしい。そんな中、騎手の夢を諦めきれない紗羽は、海外の学校へ進学するために留学することを決意する。しかも出発は卒業前。突然の知らせに驚きつつも笑顔で励ましを送る女性陣とは対照的に、田中は浮かない表情をするが……。

c0219090_1559720.jpg
c0219090_15592944.jpg
c0219090_15594779.jpg
c0219090_165106.jpg
出発日当日。この時、田中は紗羽に何て言ったのでしょうね。あえて台詞を入れず、視聴者が自由に想像できる部分を残してくれるのはいいですね(キャラソンのデュエット的に脈ありっぽい感じはしますけど)

c0219090_16153879.jpg
c0219090_16155361.jpg
c0219090_1616749.jpg
c0219090_1616212.jpg
そしてさらに時は流れ、卒業式。海外にいる紗羽のために、4人は写真や動画を送る。でも完全に離れたわけじゃない。たとえ距離が遠くても、歌がみんなを繋げてくれる。苦しいことがあっても、歌があるから大丈夫。だから――

c0219090_16251895.jpg
「それでは、白浜坂高校合唱時々バドミントン部、最後に一曲歌いまーす!」


ラストはもちろん、「潮風のハーモニー」! FULLも好きだけど、EDへの繋ぎや音の弾ける感じが違うこの「#13 ED Ver.」も好き! 爽やかな最終回って感じで!

c0219090_1630062.jpg
「ただいま!」

Cパートは、芸大に進学した和奏が帰省したところで終了! 

そんなわけで、説明が拙い部分もありましたが、これで「TARI TARI」ストーリー解説終わりです! 僕がこのアニメにハマッたのは、個人的に青春アニメが好みというのもあるし、舞台が江ノ島という近場であることもありますが、なにより「観ていて気持ちいい、すごく爽やかな気分になれる」というのが大きいです。
主要キャラはみんなそれぞれ夢を持っていて、時々喧嘩したりすれ違ったりするけれど、みんなで励まし合い力を合わせながら一歩、一歩未来へ進んでいく。
「合唱」をテーマに、歌の素晴らしさ、歌で繋がる絆を表現したところもよかったです。
もちろん、五人だけでなく、支えてくれる家族や地域の人の優しさ、温かさが伝わってくる場面も多かったですし……って挙げていくと切りがないな。この辺でやめときますw

もしこのアニメに少しでも興味を持たれたら、是非一度視聴してみてほしいです。お試し感覚でもいいのでw
ちょっぴり心に元気がなくなっている人、目標としていることに届かず挫けそうになっている人、今青春を過ごしている人もそうでない人も、色んな人にオススメできるアニメです!

では、長くなりましたがこれで!
[PR]
by broken-range | 2012-11-16 16:51 | TARI TARI

TARI TARI ストーリー解説&名場面集(#12)

残すとこあと2話。12話もキャプチャ多めで紹介していきます。
また今回、キャラの掛け合いで一部色分けしています。

※あらすじは公式から引用、また画像の著作権はすべて© tari tari project に帰属します。
※#11の解説はこちら

・第12話「重ねたり 響いたり」
突然学校から生徒募集の中止を知らされる和奏たち。それに伴い白祭も中止になってしまう。唖然とする生徒たちだったが、諦めきれない和奏は「母が作った歌を合唱部の皆で歌いたい、合唱部だけでも文化祭をやろう」と来夏たちを誘い、彼女たちもそれに賛同することに。だが無常にも工事は進み、ウィーンが作った小道具も処分されてしまう……。
それでも挫けず前に進もうとする彼女たちの情熱は、徐々に他の生徒にも伝わっていた。

c0219090_1333743.jpg
「歌わなきゃやってられないよ!」

まずはアバンパートから。和奏から「やろうよ! 文化祭!」と言われ、力強く頷き返す四人。五人だけでやるのか、そもそも白祭の中止を覆すことができるのかは分からないけど、とにかく「歌わなきゃやってられない」と来夏は涙を流す。
その後、五人は話し合いの場を部室に移し、和奏の歌を聴きながら議論を進める。

c0219090_1311451.jpg
「みんなで一緒に歌ったら、多分卒業してバラバラになっても、この歌を聞くたびにみんなのこと思い出すよね」
c0219090_13131830.jpg
「誘われたり、喧嘩したり」

c0219090_13143344.jpg
「怒ったり、笑ったり」

c0219090_13152738.jpg
「戦ったり、負けたり」

c0219090_13161627.jpg
「おかしなことを言ったり」

c0219090_1317864.jpg
「いい仲間に会ったり!」

この作品のタイトルにもなっている「~たり」。これまで本当に多くの「~たり」がありました。でもその一つ一つが大切で、かけがえのないものだからこそ、最後にみんなで歌いたい。多くの人に自分たちの歌を聞いてもらいたい。和奏はそう口にする。

c0219090_132653.jpg
「もしこの歌をたくさんの人が聞きに来てくれて、楽しい思いを共有できたら、いつかまた苦しいことに出会った時、たくさんの人に応援してもらったことを思い出して、頑張れるような気がする」

c0219090_13293038.jpg
「よし! 各自できることを頑張って」
「僕たちらしいパフォーマンスで」

c0219090_13314881.jpg
「この歌に俺たちの精一杯を詰めて、明日に持って行こうぜ!」

c0219090_1333496.jpg
「かっこいい~!」

もうこいつら大好きだああああああああ!! 前向きな姿勢はもちろん、会話のノリも内容も、なによりみんながみんなを「大切な仲間」だと思っている所が特に! 最後まで諦めたくなくて、全員で歌いたくて。五人は再び文化祭に向けて行動を開始します。

c0219090_1342919.jpg
c0219090_13422220.jpg
まずは大道具。クラスメイトのはまちから紗羽の写真を要求されていた田中は、勇気を出して本人に声をかける。最初は訝しんでいた紗羽も、すぐに事情を察して「いいよ。その代わり、可愛く撮ってよ」と柔和な態度をみせる。こうして合法的?に写真を手に入れることができ、はまち(美術部)もやる気満々になったのだった。

c0219090_13493366.jpg
c0219090_1350250.jpg
一方、ウィーンの作った小道具は、工事を請け負った業者によってゴミ集積所へと運ばれてしまう。すぐさま後を追いかける四人だったが……。

c0219090_1358781.jpg
c0219090_13593443.jpg
「異議あり! 白祭の中止の中止を提案します!」

その頃、クラブ会議に出席していた来夏は、「白祭の中止」を前提として話を進める生徒会に異議を唱える。学校のことは仕方ない。けれどそれで白祭まで中止になるのはおかしい、と。他の生徒にしたって、今日まで準備してきた人や楽しみにしていた人だっているはず。それをこんな形で唐突に終わりにされて本当に納得しているのか、と声を限りに訴える。

c0219090_1462972.jpg
c0219090_146466.jpg
「大きな大会に出るような人や、将来プロを目指している人にとっては、ただのお遊びかもしれないけど、そこしか発表の場がない人だっているんですよ! 上の人に言われたからって、間違っていることにそのまま従うような残念な大人に私はなりたくありません!」

言葉の後半は、校長にとっては耳に痛いですね。理事長に屈し、生徒たちの夢と可能性を潰そうとしていた臆病な自分。この学校はただの資産ではなく、生徒のための場であることに改めて気付かされます。最終回にも繋がりますね。

c0219090_14172065.jpg
「今からじゃ、文化祭までに歌を完成させる時間が足りません」

c0219090_14183260.jpg
「私たちのこと素人だって馬鹿にするんだから、あなたたちのすごい所見せてよ!」

声楽部との対立は依然根強く、会議に出席していた広畑は来夏の提案に否定的な発言をする。けれどそれは、何もできない自分たちへの言い訳に過ぎず、またしても来夏の反論に押される形となってしまった。

c0219090_14235397.jpg
c0219090_142434100.jpg
「それでも、私たちは歌いますから!」

結局、最終的な判断は多数決を行われることに。「提案するくらいいいんじゃないの?」と、ぱらぱら賛同する者もいるが、全体的な空気としてはみな乗り気ではない様子。結果、来夏の提案は否決ということになったが、それで諦めるような柔な根性じゃないことは、もうみなさんご存じの通りですよね。この率直な一途さ、色んなことに一生懸命な所が来夏の魅力であり、今まで合唱部を動かしてきたエネルギーだと思います。

c0219090_14335483.jpg
c0219090_1434767.jpg
ウィーンの小道具は無情にも壊されてしまいましたが、苛立ちをみせるメンバーに対して「また作り直せばいいよ」と前向きに発言する。来夏が原動力なら、ウィーンは気持ちの切り替えの早さが魅力ですかね。9~10話のヤンの一件もそうだったけど、「いつまでもくよくよしていられない。怒っても、笑っても、明日は来るんだから」みたいな考え方が好きです。「ヒーローは挫けちゃいけない」とも言ってましたしねw

c0219090_14452263.jpg
c0219090_1446624.jpg
「結局、私一人では何も形にすることができなかった……。あなたと作った歌、あなたと作った合唱部以上のものは……。あの学校が私にとって最後の音楽との繋がりだったのに、それさえも……」

c0219090_1447473.jpg
「やっぱり、音楽に愛されていたのは、まひるだったね……」

後日、和奏が母親の墓参りに行くと、墓石の前には教頭の姿が。この台詞を聞くと、なぜ教頭が合唱部から声楽部に名前を変えたのか分かりますね。
「あの頃の合唱部は全部まひるが一人で作ったようなものじゃない」と言っていたように、「合唱部=まひる」という結びつきが強かったのでしょう。それはそのまま「音を楽しむ」ということにも繋がり、「音楽には厳しい姿勢で」という自分の方針とは異なる。そこで、まひるの影を切り離し、あくまで「自分が作った部、育てた部」という意味を込めて、合唱部→声楽部に変えたのだと思います。
けれど、結果は教頭の独白通り。自分のやり方では、まひるを越えることができなかった。そしてそのまま音楽との繋がりである学校さえ壊されようとしている。これは、相当つらいでしょうね……。
いつもの毅然とした振る舞いが感じられない教頭に、和奏はためらいがちに声をかける。
「先生も聞いていただけませんか? 母と作った歌なんです」

c0219090_1512310.jpg
「リフレインするフレーズにちょっと癖があるわね」

c0219090_1522783.jpg
「ああ、でもこの歌、まひるを感じるわ」

母親が残してくれた楽譜。そして「音を楽しむ」気持ちを受け継いだ娘。そうして完成した歌は、やはりまひると共通していて――。アドバイスのお礼を言う和奏に、教頭は「それはまひるの言葉よ。私にはアドバイスする資格はない」と自虐的に答える。しかし、「楽しむ」ことだけがすべてではないことを知った和奏は、「けど――」と言葉を続ける。

c0219090_15154785.jpg
「私には楽しむことと同じくらい、友人の力が必要でした。苦しいときも声をかけてくれて、みんな自分とは全然違うんだけど、一生懸命で、率直で、喧嘩したり、力を合わせたり」

c0219090_1518261.jpg
「母にもそういう友人がいたんじゃないでしょうか。一緒に楽しんで、悩んでくれた人が」

c0219090_15185665.jpg
c0219090_1519819.jpg
c0219090_1519238.jpg
和奏の言葉で、まひるとの思い出が一気に蘇ってきた教頭は、たまらず涙を流す。というか、僕も泣いていいですか……? 記事書いてる今も涙が止まらないんだけど……。まひると繋がるシーンは涙腺にくるものが多くて困る。1話の時点では、まさか教頭に泣かされるとは思いもしなかったわ……。

c0219090_15221626.jpg
「お母さん、約束の歌できたよ。ちょっと遅くなっちゃったけど。お母さんと、それから友達と一緒に作った歌なんだよ。この歌が全部繋げてくれた。私の宝物だよ」

c0219090_15243066.jpg
「お母さん、ありがとう」

ああ、もう涙腺がやばい!! 良い話じゃないかちくしょう!(号泣) この辺好きすぎてほぼノーカットで載せました。ほんと、いいアニメだわ……。

c0219090_15301118.jpg
c0219090_15302569.jpg
さて、ウィーンは徹夜で小道具を再制作、田中は衣装作りのために手芸部に協力を求める。一方紗羽は、実家に集まった商工会メンバーに白祭開催の呼びかけを頼んでいた。

c0219090_15362123.jpg
「お願いします! 一人でもたくさんの人に聞きに来てほしいんです!」

c0219090_15405729.jpg

c0219090_1539661.jpg
「どうしようもなくて、諦めなきゃいけないこともあったけど、私たちはこの文化祭がそうだとは思いません!」

c0219090_1542334.jpg
「私たちは必ず本気でやりますから! よろしくお願いします!!」

紗羽は少し男勝りな所があるからか、熱意の伝わり具合が半端ないです。2話や4話で来夏に厳しくも優しい励ましを送ってあげた時、7話で競馬学校へ電話をかけた時、その他色んな場面で心の底から真剣なんだってことがびしびし伝わって、観てて清々しいですね。紗羽の熱意に、最初は渋っていた商工会メンバーも、「お店にチラシを張るくらいならいいんじゃないですか」「この辺は白高の卒業生も多いから、廃校になるならもう一回見ておきたいって人もいるだろうしな」と了承する。親父さんも何か思う所があったみたいですね。

c0219090_15565196.jpg
「これ、坂井さんの歌と楽譜。まだ下手だけど、私たちが歌ってるのも入ってるから聞いてみて」

和奏、ウィーン、田中、紗羽がそれぞれの役割をこなす中、来夏は声楽部の上野に再び伴奏のお願いを頼んでいた。「学校が大変な時に、自分勝手な満足に周りを巻き込まないで」と、あくまで否定的な立場を崩さない広畑に、来夏は今までとは違う形で問いかける。

c0219090_166164.jpg
「広畑さんは、何で歌ってるの?」

これ、1話で和奏が来夏に「じゃあ何? 何で歌ってるの?」と問いかけた質問とまったく同じなんですよね。2話の合同発表会、合唱部の正式始動、和奏や紗羽の物語、そしてショウテンジャーのアルバイトと、色んなことを経験していく中で、自らの答えを見つけた来夏。そして今、まとまりの崩れた声楽部に対して同じ質問を投げかけている。答えに窮する広畑に、来夏はさらに続ける。

c0219090_16104465.jpg
「私、広畑さんのこと好きじゃないけど、歌うのが大好きなのは知ってるよ。
だから、一緒に歌おうよ!」

ほんとに来夏は周りを巻き込むのがうまい。声楽部も巻き込むんだろうなーとは予測していたけど、その言葉がストレートに「一緒に歌おう!」とは。この率直さ、確かに来夏らしいねw
ともあれ、こうして合唱部を中心に、様々なクラブが一つの目的に向かって動き出したのだった。

c0219090_16161629.jpg
c0219090_16163067.jpg
c0219090_16164236.jpg
c0219090_16165519.jpg
c0219090_16171816.jpg
親父さん、チラシ貼りすぎだろwww 最初の頃は娘と対立してたのに、今では親バカ丸出しなのが笑えるw そして日は流れ、いよいよ文化祭前日――

c0219090_16184478.jpg
生憎天気は雨で、明日の開催を心配する合唱部メンバー。でも、やるべきことは全てやった。後はもう無事成功するように祈るだけ。

c0219090_16205711.jpg
「これだけ準備してお客さん一人だったら」
「かっこわりぃな」

c0219090_1622866.jpg
「かっこ悪くたっていいじゃん!」

c0219090_16231156.jpg
「ままならないことばっかりだったけど」

c0219090_16235248.jpg
「でも、ちょっと楽しいよね!」


次回、感動の最終回! お楽しみに!
[PR]
by broken-range | 2012-11-12 16:25 | TARI TARI

TARI TARI ストーリー解説&名場面集(#11)

ここからは重要な場面も多いので一話ごとに変更。終盤に向けて加速する11話です。
あらすじは公式から引用、また画像の著作権はすべて© tari tari project に帰属します。
※#09,#10の解説はこちら
※#12の解説はこちら

・第11話「満ちたり 欠けたり」
約1ヶ月後に迫った白祭。合唱部の5人は音楽準備室で音楽劇の練習をしつつも、それぞれの準備に追われていた。小道具担当のウィーンは精巧な小道具のミニチュアを作り、その手の器用さを披露。また作曲を任された和奏と振り付け担当の紗羽は、制作途中の和奏の歌を聴きながらお互いに盛り上がっていた。そんな中、大道具を任された大智は舞台セットのイメージを描いたのだが、あまりにも個性的なため皆から厳しい意見を言われてしまう。
c0219090_15361441.jpg
まずはアバンパート。教頭からのアドバイスで、最も大切なのは「音を楽しむこと」であると気付いた和奏は、ようやく作曲が捗ってきた様子。鼻歌うたいながら思いついたメロディを楽譜に書き込む和奏可愛い。

c0219090_15411191.jpg
c0219090_1541212.jpg
!? またもや観るアニメ間違えたようd(ry ま、結局は来夏が考えた台本をイメージ化した映像だったのですが、高校生の文化祭でやる劇にしてはやけに壮大だな。一体どれくらい費用かかるんだ……。部員にしても思っていることは同じで、「台本もっと短くていいよ……」「そうだよ、あくまで歌がメインなんだからね!」と厳しい意見が相次ぐ。ちなみにタイトルは『美女たちと蛙(仮)』らしい。

c0219090_15492280.jpg
そんな感じで大雑把な概要が決まっていく中、大道具を任された田中は「俺、絵だけは絶対ダメ!」と頑なに拒絶の姿勢を示す。どうも、あまりの下手さに昔の友達から「二度と絵は描くな」と言われたらしいです。しかし来夏の熱い説得により、半ば押し切られる形で渋々受け入れる。一方、小道具に任命されたウィーンは「わかった来夏! 僕も本気で頑張るよ!」といつも通りスイッチが入ってしまった模様。
そんな三人を少し離れてみていた紗羽は、「写真撮っとくか」と和奏に提案する。

c0219090_15585713.jpg
これ、最終話のEDでも使われているんですよね。後ろの三人が小さいのがちょっとアレだけど、みんな楽しそうでいい写真だ。あとこの11話からは冬服に変わっているんですが、個人的にはこっちの方が好みだったり。
さておき、「そういえば、例のブツ持ってきてくれた?」と問う紗羽に、和奏は少し照れくさそうな表情で「うん一応……」と答える。しかしまだ来夏たちには知られたくないのか、「じゃあ外で」と二人は音楽準備室を抜け出す。

c0219090_1682023.jpg
「まだ途中だから繋がってない所もあるし、変わっちゃうかもだけど……」

歌の雰囲気が分かる方が振り付けのイメージが広げやすい、という紗羽のために、和奏はまだ未完成の曲を渡す。受け取った紗羽は「楽しみだなー」と感想を漏らすが、本人は「いや、ほんっと期待しないで! 壮大とかほど遠いから」と恥ずかしげな様子。まあ、自分の創作物を他人に見てもらう時って緊張するよねw そんな和奏に紗羽は優しく言い聞かせる。

c0219090_1620442.jpg
「これ、もともと和奏とお母さんの歌なんだから、和奏が好きなように作ればいいんだよ」

c0219090_16213627.jpg
「うん、分かってるけど。なんかね、歌を作るって思ってたよりずっと大変で、もし来夏がこの歌を使おうって言ってくれなかったら、多分途中で”いつか完成すればいいや”って思ってたかもしれないから、できるだけ期待には応えたいかなって」

なんだかんだで、来夏は合唱部を引っ張ってきたんだよね。ちょっと自分勝手な所もあるけれど、でも来夏がいなかったら何も始まっていなかったんだから。序盤だけ観た人の中には、「主人公来夏だと思ってた」と勘違いしてる人もけっこういるし、Bパート後半では「私はみんなのお母さんだよ」とも言ってる。「歌いたい」、それも「みんなで楽しく」――これだけでここまで突っ走ってきた来夏は本当にすごいと思うよ。

c0219090_16323510.jpg
その日の夜。歌を聴いた紗羽から早速感想メールが届く。しかし前も思ったけど、ほんとに絵文字多いな。個人的には和奏の返信メールに顔文字→(`・ω・´)ゝが使われててちょっと意外だった。と、脱線はこれくらいにして。そんなわけで各々の役割を割り当てられた合唱部メンバーは白祭に向けて本格的に動き始めます。

c0219090_16403291.jpg
c0219090_16404297.jpg
c0219090_16405430.jpg
c0219090_1641667.jpg
ウィーンだけすごくガチなんだけどww 流石レッドは格が違った。出来映えの披露は翌日。

c0219090_1643292.jpg
c0219090_16431521.jpg
c0219090_16432985.jpg
「本物を作る前にミニチュアでイメージを確認しておこうと思って」と軽く言うが、その職人魂は一体どこから来るのか。ガンプラとかで遊んでいると自然とこういうことに器用になるのかねー。
ともあれウィーンの作った小道具は大好評だったが、田中の絵を見た途端、みんなの笑顔が凍り付く。「森と城を描いてみたんだけど」という本人の弁に対し、「……森と城?」「上下逆なんじゃない……?」「そういう問題じゃないよ!」と、そもそも批評の域にすら届いていないらしい。ついには来夏から「もう二度と絵描かないで」と言われてしまう。田中テラカワイソス(´;ω;`)

c0219090_16495477.jpg
それでも何とか自分の役割を成し遂げたい田中は、美術部の部長に相談を持ちかける。しかし美術部は美術部で作品の展示があるし、「小学生みたいな絵でもいいんで」という言葉が逆鱗に触れ、「じゃあ、あんたがやれ」と冷たく断わられてしまう。田中テラカワイソry

c0219090_16573197.jpg
「絵師が必要なんだろ?」

捨てる神あれば拾う神あり。美術室を後にし、ため息をつく田中の背後から、クラスメイトのはまちが声をかける。「下絵なんてせこいことは言わん。完成まで面倒みてやる」という言葉に田中は元気を取り戻すが、やはり世の中は等価交換の法則で成り立っているだけあって、とある条件を出されます。その条件とは……。

c0219090_172837.jpg

c0219090_1721945.jpg
c0219090_1723076.jpg
c0219090_1724631.jpg
「沖田の写真と交換だ!」と鼻息荒く言われ、仕方なく部室へと引き返す田中。男は基本バカです、サーセンorz というかコメントも色々荒ぶってた。僕は和奏派だけどね! さて、音楽室では紗羽が一人で振り付けの真っ最中でした。こっそり写真を撮るにはまさに千載一遇のチャンスですが、携帯のカメラを構えた所で田中はその姿に見とれてしまう。見とれただけで特に恋愛云々とかはないんですが、でも紗羽への気持ちが明確に芽生えたのは確かですね。最終回への伏線にもなってます。

c0219090_1713857.jpg
c0219090_1713207.jpg
合唱部に限らず、校内の空気はもう白祭一色に染まりつつあった。看板やポスターなどが順調に出来上がっていく中、学校側では……。

c0219090_17154627.jpg
c0219090_17155721.jpg
c0219090_17161625.jpg
ついに明らかにされた理事長の事業計画。その内容は、「校内に高所得退職者向けのマンションを建設する」ことだった。学校の校舎をすっぽり覆う形で工事を進めるため、白祭は中止。さらには来年度以降の新入生募集も中止するとのこと。簡単に言えば「廃校」ってことです。事の重大さのせいか、なかなか生徒や職員に言い出せなかった校長だったが、ついに臨時の職員会議でその旨を伝えることを決める。
TARI TARI にしては珍しく、わかりやすい「悪役」ですね。理事長にもむかつくけど、ガツンと反論できない校長にもちょっと苛立ちを覚えました。伏線があったとは言え、若干急展開気味なのは1クールだからかねぇ。

c0219090_17314483.jpg
まだ「白祭の中止」を知らない来夏は、声楽部の上野に当日の伴奏をお願いする。しかし部長の広畑からは「素人のお遊びに付き合っている暇はない」と一蹴される。聞くと、どうやら今年の声楽部は、教頭からの指示がないせいで基礎練習すら終わってない状態らしい。
曲も決まらず、不安で落ち込む上野は来夏に訊ねる。「宮本さんたちは何歌うの?」と。それに対して「今、坂井さんが作ってる!」と元気に答える来夏に、広畑はぽつりと呟いた。「馬鹿じゃないの、素人が」

c0219090_17485012.jpg
「馬鹿じゃない! 教頭がいないと自分たちの歌も決められない方がよっぽどだよ!」

厳しく指導してきた反動でしょうね。緊張から解放され、まとまりの崩れた声楽部に、来夏はガツンと言ってやります。痛い所を突かれ、この時はさすがの広畑も何も言い返せなかった。

c0219090_1753157.jpg
「例の話でしたら、私はもう結構です」

臨時の職員会議にて。校長が事業計画のことを切り出す前に、教頭は退席してしまう。かつて白浜坂高校の生徒として、合唱部として、そして何よりまひるとの思い出がたくさん詰まった校舎。それを壊されるのは教頭にとっても胸の痛い話で……。足取りも重く声楽部の部室へ赴き、一同を前にして静かに切り出します。

c0219090_185246.jpg
「今年の文化祭は中止になりました」

c0219090_1862268.jpg
c0219090_1863643.jpg
c0219090_186501.jpg
c0219090_187622.jpg
c0219090_1871860.jpg
職員、そして保護者へと重苦しい事実が伝えられる。そして生徒たちや合唱部の間でも……。

c0219090_1875421.jpg
c0219090_1881013.jpg
c0219090_1883215.jpg
c0219090_189366.jpg
c0219090_1895110.jpg
c0219090_1810698.jpg
c0219090_18101991.jpg
この辺、バックに静かな音楽が流れているだけで台詞はまったくないんですよね。ただ淡々と夕焼けの校内を映していくだけの演出が、寂しさを際立たせているように感じます。合唱部メンバーも当初の意気込みは薄れ、バラバラになってしまい……。

c0219090_18133182.jpg
「なんか久しぶりな気がする」
「毎日クラスで顔合わせてるのにな」

この言葉に、クラスメイトとは違う、「合唱部の仲間」という思いが見え隠れしますね。目標を失って、やる気も起きなくて、各自バラバラに過ごしていた数日。久しぶりに集まっても、特にやらなければならないこともなく、お互いにかけるべき言葉も見つからず。まるで他人と接するようなよそよそしさが漂う中、紗羽が呟く。「……帰ろっか」
と、そこへ玄関から一人の少女が四人に歩み寄る。

c0219090_18213692.jpg
「できたよ! 歌!」

合唱部のもう一人の仲間、和奏。こんな大変な時でも彼女は笑顔で、まるで五人を繋ぎとめるように言葉を続ける。

c0219090_18233479.jpg
「私、お母さんと作った歌をみんなで歌いたい! 学校がなくなっちゃうのは私たちの力ではどうしようもないけど、それで私たちが終わっちゃうわけじゃないでしょ!」

和奏あああああああああああああああああああああああああああ!!!! ごめん、初見ではちょっと涙腺にきたわ← ストーリー序盤ではみんなの輪から少し離れていた和奏が、まさかみんなを繋ぎ止める役割になるとは。くぅぅ~、王道だけど良い話じゃないか!! というかもう完璧に主人公の座を来夏から奪ってるよねw EDで名前が一番上に表記されてるのも納得だわ! もちろん、彼女の言葉は合唱部メンバーにすぐに染み込み。そして――

c0219090_18303241.jpg
c0219090_18304061.jpg
「やろうよ! 白祭!」


続きは12話! お楽しみに!
[PR]
by broken-range | 2012-11-09 18:33 | TARI TARI

TARI TARI ストーリー解説&名場面集(#09、#10)

ストーリー解説の続きなり。今回は作中一の熱いギャグ回、ウィーン編でお届けするよ!
いつも通り、各話のあらすじは公式からの引用、また画像の著作権はすべて© tari tari project に帰属します。
※#07, #08はこちら
※#11はこちら

・第9話「白くなったり 赤くなったり」
白祭で音楽劇を行うことになった合唱部。台本は来夏、振り付けは紗羽、大道具と小道具は大智とウィーン、そして作曲は和奏が担当することになった。しかし本格的な音楽劇をやるとなると、学校から支給される援助費だけでまかなうことはできず、足りない分をどうにかしなくてはならないことに……。一方、紗羽の実家の離れでは商工会の面々が集まり、商店街活性化について話し合っていた。なかなか話がまとまらない中、志保は商店街をアピールする「ご当地ヒーロー」の企画を提案する。
c0219090_15573894.jpg
「夢と希望が力となって、人を動かし地球を回す。
朝日が昇るから明日が来るのではない。
人が希望を抱いて生きるから、朝日が昇るのだ!
地球は俺たちが回す!
――熱闘ヒーローガンバライジャー!!」

いきなり観るアニメ間違えたかとry そんなわけで戦闘ヒーロー大好きな帰国子女、ウィーンの出番だぜ! 5~6の和奏編と、7~8の紗羽編が若干暗い部分があった分、このはっちゃけ具合がたまらんww シリアスあった方が感動も大きくなるけれど、たまには終始笑えるギャグ回もあるほうがいいわぁ。ってなわけで、解説の方もテンション高くいってみよーう!←

c0219090_1643877.jpg
と、その前に重要な要素がありました。前回、白祭に向けた大きな動きとして「和奏の作曲」を挙げましたが、やはり初めてのことばかりでまだ困惑している様子。「お母さんはどうやって歌を作ってたんだろう?」と頭を悩ます和奏は、当時まひると同じ合唱部に入っていた志保(紗羽の母親)に訊いてみることに。

c0219090_168027.jpg
「来る白祭、我々合唱部は……音楽劇をやることになりました!」

来夏の発表で、とりあえずの指針は決まった合唱部。しかし台本に作曲に振り付け、さらには大道具・衣装の準備など、本格的なものに仕上げるには時間とお金がかかる。学校から支給される資金だけでは足りず、難しい顔をする一同だったが……。

c0219090_16113186.jpg
c0219090_16114096.jpg
一方その頃、紗羽の実家では恒例の「西之端商店街イベント企画会議」が行われていた。不景気を少しでもよくしようと商工会メンバーがあれこれ意見を交わす中、志保は「ご当地ヒーロー」の企画を提案する。そこへ紗羽から電話がかかってきて――。

c0219090_16163116.jpg
美味しいケーキで見事獲物(合唱部)を捉えた志保。「ヒーローになってみたくない?」という言葉に、アホ二人ノリの良い来夏とウィーンはすぐに食いつく。

c0219090_1619453.jpg
「これは価値ある任務だ。なぜ価値があるのか、それは人々に夢と希望を与えるからだ」

納屋に置いてあった「ヒーロースーツ&マスク」を見て、ヒーロースイッチが入ったウィーン。田中もなぜかノリ良かったのが吹いたww 紗羽と和奏はあまり乗り気ではなかったが、土日で3万という収入と、ウィーンの熱意に押され、ヒーローショーのアルバイトをすることに。

c0219090_16231677.jpg
その日の夕方、和奏は志保に、まひるの作曲方法について訊ねる。しかし「まひる先輩は親しみやすかったけど、そういう話はしたことなかったから……」と、明確な答えは返ってこなかった。「もっとお母さんのこと知っておけばよかった……」と煮詰まっている様子の和奏に、志保は「じゃあ、教頭先生に訊いてみたら?」と助言する。「カセットに入っていた歌。あれ、和奏ちゃんのお母さんと教頭先生が二人で作った歌だから」

c0219090_16301460.jpg
さて、後日。早速、ヒーローショーの練習をするためにウィーンの家へと集まった合唱部メンバー。「ヒーローの設定を考えてみたんだ」と一人やる気のウィーンだが、どう見ても黒歴史ノートです本当にry 以下、ウィーンの指導のもと、合唱部メンバー各々の反応をお楽しみください。
※ちなみに色は「肉レッド」(ウィーン)、「果物ピンク」(和奏)、「シラスホワイト」(田中)、「カレーイエロー」(来夏)、「野菜グリーン」(紗羽)で分けました。

c0219090_1635514.jpg
「パワー満タン! エネルギーチャージ! 肉レーッド!!」
c0219090_16361272.jpg
「産地直送! みなぎる美味さ! シラスホワイト!」
「大智、もっとかっこよく! それじゃあ、子供たちに支持されないよ!」

c0219090_16371565.jpg
「ビタミン、繊維、栄養素。健康を支える野菜グリーン」
「紗羽、もっと気持ちを込めて! 一言ずつ動きをつけないと!」

c0219090_16402739.jpg
「っ…………来夏先言って//」

c0219090_1642186.jpg
「カレー大好き。カレーイエロー! ボーンッ!」

こ れ は 恥 ず か し い www そしてピンクで書くと和奏の台詞がエロく感じry←確信犯 さておき、こんな感じで本番大丈夫なのか? 気になる10話の前に、もう一つの動きをご紹介。

c0219090_1648189.jpg
「納得されているんですか!? 合唱部の顧問として切磋琢磨したあの思いは、もうなくされてしまったんですか!」

学校側の問題として、理事長が進めている事業計画を挙げたのを覚えていますでしょうか。立場的に強い反論を言い出せず、理事長のいいなりになっている校長に、教頭は苛立ちをぶつける。この台詞だけ聞くと、どうやら音楽科がなくなりそうな雰囲気ですがはてさてどうなる……?

c0219090_16532857.jpg
生徒手帳に記載されている校則に、「何か事情がある場合を除き、原則アルバイト禁止」の項目を見つけた合唱部は、ダメ元で教頭のもとを訪れる。しかしさっきの一件で周りを気にしている余裕のない教頭は、あっさりアルバイト許可申請書に捺印。こうして、アルバイトの正式許可を得たのだった。

・第10話「萌えたり 燃えたり」
音楽劇の費用捻出のため、「西之端ヒーローショウテンジャー」のアルバイトをすることになった合唱部。一人ノリ気のウィーンをのぞき、初めは照れていた面々だったが、回数をこなすうちにまんざらでもない様子に。また悪役を担当した商工会メンバーも、大人気で終わったことを喜んでいた。志保からアルバイトの期間延長をお願いされ、ショウテンジャーを続けることにした来夏たちだったが、翌日、教頭から呼び出しがかかる。
c0219090_16572280.jpg
ヒーローショー当日。紗羽の実家に集まった面々だが、ウィーンだけもうヒーロースーツ姿で登場。どんだけやる気溢れているのwww

c0219090_172317.jpg
c0219090_1724581.jpg
一方、四人は尻込み気味。そりゃあ、恥ずかしいわなww しかし気持ちの切り替えが早い来夏の一言で、覚悟を決めて人前へ。

c0219090_1751161.jpg
最初は息が全然合ってなくて、見てる方が恥ずかしかったw しかし回数をこなす内に徐々に慣れていき――。

c0219090_1764655.jpg
「西之端ヒーロー! ショウテンジャー!!」

その日の午後にはみんなノリノリに! 立ち振る舞いもヒーローっぽさが板についてきてかなりマシになったw ただ、観客に混じってショーを見てた声楽部の憐れむような視線が痛いww

c0219090_17102358.jpg
さて、和奏の作曲の方ですが、まだ煮詰まっているみたいですねぇ。多分、性格に依るところが大きいんだろうけど。どうにも進まないため、志保のアドバイス通り、翌日教頭に訊いてみることに。

c0219090_17123872.jpg
「教頭先生、お母さんはどうやって歌を作っていたんですか?
先生とお母さん、あの歌を一緒に作ったんですよね?
私、今お母さんの歌を完成させたくて……」

この言葉が引き金となり、教頭の記憶は、まひると共に過ごしていた高校時代に巻戻る。

c0219090_17154287.jpg
「音楽って、”音を楽しむ”ってことじゃん! 楽しまなきゃ!」

c0219090_17172073.jpg
「……楽しんでいないからです。作らねばならぬと思っている内は無理です。それは作業です。
歌というものは、心の奥から自然と溢れてくるものでしょう」

音を楽しむ――かつて、まひるが言っていた言葉。対照的に、「なおは堅苦しく考えすぎだよ」と言われ続けていた自分。和奏へのアドバイスは、同時に自分にも言い聞かせているような印象を受けました。この時の、「人間らしい」教頭の表情も見所の一つですね。

c0219090_1724757.jpg
c0219090_17241852.jpg
c0219090_17243039.jpg
再びヒーローショー。殺陣のキレも数段良くなり、もはや最初の頃とは明らかに別人ですねw 田中が格好いいとかあり得ない!← さて、このまま順調に続くかと思われていたアルバイトに、突然想定外のアクシデントが。

c0219090_17272949.jpg
泥棒に来夏のバッグを盗まれます。ワンテンポ反応が遅れる四人に対し、ウィーンは真っ先に駆けだしていた――。

c0219090_17292299.jpg

c0219090_17293280.jpg
c0219090_17294283.jpg
泥棒を追い詰めた所で、急に歌い出すよ!! ってことで作中の一番のネタ曲がこれ↓

これはトラウマになるwwwww 泥棒の反応は至って普通だと思いますwww
さておき、見事お縄にしたところで10話終了。
c0219090_1736215.jpg
これよく見ると、記事面白いこと書いてあるんだよねw

では、また次回!
[PR]
by broken-range | 2012-11-07 17:37 | TARI TARI

TARI TARI ストーリー解説&名場面集(#07, #08)

一週間ほど空きましたが、ストーリー解説の続きです。
キャプチャの枚数とストーリーの区切りを考慮して、(#07, #08)、(#09, #10)、(#11~#13)というふうに分けたいと思います(ほんとは前回も#05, #06は別にした方がよかったんだけどね……)

※#01~#06の解説はこちら
※#09, #10の解説はこちら
※各話のあらすじは公式から引用、また画像の著作権はすべて© tari tari project に帰属します。


・第7話「空回ったり 見失ったり」
和奏を正式メンバーとして迎えた合唱部は、次の発表の場を白浜坂高校の文化祭「白祭」に決定。教頭が顧問を務める声楽部には負けたくないと意気込むメンバーだったが、実際にステージで何をするのかはなかなか決まらずにいた。さらに来夏は生徒会の副書記である弟の誠から、メインステージの使用は選考会をパスしなければならず、その責任者が教頭であると聞かされ頭を悩ませる。そんな彼女を見て和奏は、白祭の参考にと市民ミュージカルに来夏と紗羽を誘うことに。大喜びの来夏だったが、紗羽はどこか元気がなかった……。
c0219090_10531518.jpg
c0219090_10532613.jpg
「人がいるっていいね」

正式に合唱部のメンバーとなった和奏は、積極的に部員の発声練習の指導に当たる。その中で彼女は「一緒に歌ってくれる誰かがいるって素晴らしい」というシンプルなことに気付く。また、校内では文化祭に向けた動きが活発になってきており、合唱部も体育館のメインステージを次なる発表の場とすることに。だが、それを快く思わない集団もいた。

c0219090_1164955.jpg
「よかったね。楽しく遊べるお友達ができて」

7話では、物語終盤に向けて色んな動きが出てくるのですが、その一つに「声楽部(教頭)との対立」が挙げられます。「声楽部には将来のことも考えて真面目に活動している子も多い」と語ったように、教頭の指導の下、常日頃から厳しく音楽と向き合ってきた彼女たち。そんな彼女らには、「楽しんだり、楽しませたり」をモットーに掲げる合唱部の存在が「ただのお遊び」のように映ったわけですね。

c0219090_1116498.jpg
「競馬なんてギャンブルじゃないか。寺を継がなくてもいい。公務員でも何でも、ちゃんとした仕事をしながら、趣味で馬に乗りなさい」

一方、紗羽の家では、自宅に届いた競馬学校のパンフレッットを見た父親が猛反対。しかし本気で騎手を目指している紗羽は親の意見に耳を傾けようとしない。そんな娘に、父はさらに言葉を重ねる。
「お前の飯も服も学費も、全部仕事をして稼いでいるんだ。働いて家族を養う。それが仕事だ。お前の馬乗りは仕事じゃない。遊びだ」

c0219090_1125692.jpg
「何それ! 頼んでないよ! だったら返すよ、こんなもん! 売ってお金に換えてきたらいいでしょ!」

親譲りなんでしょうね。父親も頑固ですが、紗羽も頑として自分の意志を曲げようとしない。結果、親子の溝は深まるばかりで、ついには「大っ嫌い!!」と吐き捨てて部屋を出て行ってしまいます。でも、このシーンすごく共感できるんですよね。僕の場合、母親がこんな感じだったので。
和奏編とは違い、もっと身近な「家族の反発」と「夢を遮る現実」。その狭間で揺れ動く心情が、7,8話のメインスポットとなります。

c0219090_11342171.jpg
さて、生徒らが文化祭に向けて準備を進める中、学校側ではなにやら不穏な空気が。理事長が学校を訪れ、「例の事業計画」が正式決定になったことを告げる。そのことに対して、立場的になにも言い返せない校長だったが……。これも終盤に向けた動きの一つですね。

c0219090_11422837.jpg
競馬学校の応募資格に「体重制限」があることを知った紗羽は、食事を抜き、無茶なダイエットを始める。合唱の練習では、眩暈を起こして倒れてしまう場面も。そんな紗羽を心配する合唱部メンバーたち。だが、来夏の勘違いにより、彼女の悩みを知るのはもう少し先のことになる。

c0219090_1147534.jpg
「チャンスをください! 私ずっと! 好きなだけじゃダメなんですか!? そんな半端な気持ちじゃありません!」

夢を諦めきれない紗羽は、競馬学校へ直接電話をかける。彼女に限らず、合唱部みんな何かしら目標に向かって真剣に取り組んでいる姿勢が見ていて気持ちいいです。来夏は受験勉強と歌、田中は受験勉強とバドミントン、そして和奏はと言うと……。

c0219090_11575150.jpg
c0219090_1158147.jpg
「作曲?」
「お母さんが楽譜残してくれたんだけど、それが書きかけで」
「続き書くんだ」
「うん、約束だから」

母親が残してくれた曲を完成させる。それがまず和奏が形にしたいものです。「一緒に歌を作ろう」って、約束したから。

c0219090_1221319.jpg
後日、白祭の参考にと誘われたミュージカルでもやっぱり元気がなかった紗羽。その帰り道でも、和奏と来夏の誘いを断り、一人流鏑馬の練習へと向かう。しかし無茶なダイエットにより、軽度の栄養失調状態にあった紗羽は実力を出すことができず……。

こんな感じで、第7話をまとめると次のようになりますかね。

<白祭(終盤)に向けた大きな動き>
  • 和奏の正式加入と、合唱部の出し物決め
  • 声楽部(教頭)との対立
  • 理事長が進めている事業計画
  • 和奏の作曲
<7,8話のメインスポット>
  • 紗羽の競馬学校進学への夢と、それを遮る現実と、親の反対


・第8話「気にしたり 思いっきり駆け出したり」
父親に反対されながらも競馬学校への進学を諦めきれずにいる紗羽。だが、一番の問題は応募資格にある様々な条件だった。一人で悩み苦しんでいる彼女を心配する来夏と和奏は、紗羽が恋に落ちたのだと勘違いしてしまう。一方、今まで使っていた部室が白祭のメインステージ選考会のため声楽部に解放され、練習をできずにいた来夏たち。それを知った紗羽は、鬱憤を晴らすかのよう声を荒げるのだが……。
c0219090_12265661.jpg
c0219090_12274969.jpg
「流鏑馬の出場は諦めなさい」

幸い、落馬の怪我は大したことなく、簡単な診察だけで済んだ紗羽。しかし帰宅途中、またしても父親からそんな言葉をかけられる。理由は「未成年に怪我をさせたら責任が取れないから」。「他人様に迷惑をかけたんだ。頭を冷やしなさい」という父の言葉に、この時ばかりは何も言い返せず俯くしかなかった。

c0219090_12355452.jpg
「このままじゃ入れないの……。体重制限があって、ちょっとでも越えたら受験もできなくて。もし痩せても、両親の面接があって、まだ背が伸びそうだとやっぱりダメなんだって……。電話してみたけど……無理だろうって……」

c0219090_12384465.jpg
「だから言っただろう。そんなことも知らないで、夢ばかり見ているからこういうことになるんだ!」

家に帰った紗羽は、最近娘の食欲がないことを心配していた母親に、悩みをすべてを打ち明ける。遊びではなく、本気で目指しているからこそ、悔しくて、でもどうすることもできなくて。色んな思いをため込んだ心は、今にも壊れそうで……。だから、「自分の甘さが分かっただろう」という父の言葉を振り払うように絶叫する。

c0219090_12465136.jpg
「うるさい! うるさい! うるさい!! もう出てって!!」

感情の高ぶりを抑えられない、まだ未熟な様子は、年相応の反応って雰囲気がよく出てると思います。もう二十歳を過ぎた僕でさえ、たまに両親と喧嘩になると、感情にまかせて声を荒げてしまうことってありますから。特に紗羽の場合、ほんとに小さな頃から馬と触れ合ってきたんだもんな……。

c0219090_1254782.jpg

c0219090_12565064.jpg
「……うるさい。笑わせないでくれる? 教頭に敷いてもらったレールの上をただ歩いているだけの人が、なに偉そうなこと言ってんの。知らないからって何もできないと思ってる? そのおめでたい頭でモノを考えるのもいい加減にしたら。
……まだこれからなのに何で無理って決めつけるの!? うまく行くかもしれないじゃない! それなのにチャンスももらえないなんておかしいよ!」

家庭のこともあり、精神が少し不安定になっていたんでしょうね。声楽部からまたもや「お遊び」だと言われ、それが引き金となって、心にため込んでいた鬱憤を思い切りぶつけます。言葉の後半は紛れもなく自分自身が置かれた理不尽さに対しての不満・文句ですね。
これ以上事を荒立てるのを防ぐために、合唱部はその日の活動場所をウィーンの家に移すことに。また、そこで初めて紗羽の悩みを聞いた合唱部メンバーは、根拠のない励ましを彼女に送る。そんな中、和奏だけは「今の自分の気持ちが少し落ち着いてみえるまで、離れてみたら?」と助言する。

c0219090_1353170.jpg
「なに悟ったようなこと言ってんの。和奏はいいよ。音楽に戻ってきて、今続けているからそんなことが言えるんでしょ! 私は、今離れたらもうおしまいなの!」

c0219090_13101334.jpg
「……うん、私、音楽に戻れてよかった。……約束だから。お母さんと一緒に歌を作るって。歌で今でもお母さんと繋がっている。……でも、もしもう一回だけお母さんに会えるなら、私音楽をやめてもいい。……けど、それはもう叶わないから」

こんなこと言われたら、さすがの紗羽も反論を飲み込むしかないよな……。
さておき、その後日。メインステージの選考会の件で教頭に呼び出された和奏と来夏。辞退を促す教頭に、来夏はあくまでも「歌いたい」と主張する。そんな彼女に苛立った教頭は矛先を和奏に変え、問い詰める。「普通科への転科を認めたのは、こんな半端なことをするためじゃない」と。その言葉を受け、和奏は自然と自らの気持ちを語り出す。

c0219090_13154962.jpg
「私、合唱部に入るまで、音楽は孤独で、一人で技術を磨くものだと思っていました。でも、それだけじゃダメだったんです。色んな人がいて、気持ちがぶつかったり、すれ違ったり……楽しかったり苦しかったりして……うまく言えないけど、本当に綺麗なハーモニーを奏でるには――」

c0219090_13245250.jpg
「本当に綺麗なハーモニーを奏でるには、私一人じゃできないもん。楽しいでしょ? 人がいるっていいよね」

和奏の独白が、昔まひるに言われた台詞とシンクロする。「一緒に歌ってくれる人がいるって素晴らしい」。奇しくも親子から同じことを言われた教頭は、明らかに心が少し揺れていましたね。「いつでも厳しく、真面目に音楽と向き合ってきた自分」と、「音楽から愛され、常に楽しく接していたまひる」。そのコンプレックスが普段の態度にも表れていたわけですが、その転換点がここにあるように思います。さらに、来夏からもこんな言葉が。

c0219090_13345976.jpg
「教頭先生、私、音楽から愛されてます。……ほんのちょっとだけど。覚えてますか? 私には「人の心を動かす特別な何かがない」って。一人じゃ無理だけど、みんなの力を借りれば、ほんのちょっとだけ人の心を動かせるようになったと思います」

合同発表会。ワールドミュージックフェスティバル。その舞台で、彼女たちの歌に心を動かされた人たちは確かにいた。決して大きな数ではないけれど、でも来夏の言葉は真実だ。そのほんのちょっとを大きく育てるのが教師の仕事。だから、自分たちをステージに立たせてください!と二人は頭を下げる。その姿勢に教頭もついに折れる。
「……じゃあ、それを証明してみせなさい。メインステージ参加希望者の選考会に合唱部として参加して、成長したことが口だけじゃないことを証明しなさい」

c0219090_13452388.jpg
こうして選考会に出させてもらうことになった合唱部だったが、肝心の紗羽が学校を休んでいて、このままでは四人で歌うことになってしまう。なんとかしなければ、と思うものの、電話には出ないし、メールの返事もかえってこない。
しかしその頃、紗羽の実家では、父親がなにやら怒声をあげていた――。

c0219090_13504093.jpg
「理由を聞いているんだ、理由を! 親の身長? そんなもの関係ないだろ! 大事なのは、馬の気持ちじゃないのか。――うちの娘は本気なんだ。子供のころから馬に乗って、世話も出来るし、誰よりも馬の心が分かる優しい子だ。なにぃ、もう一回言ってみろ! 坊主舐めんな! 地獄に落とすぞ!」

c0219090_13547100.jpg
「なんだかんだ言って、お父さんは紗羽が大切で仕方ないのよ。相変わらず気持ちを伝えるのが下手すぎるけどね」

和奏の親父さんにしろ、紗羽の親父さんにしろ、娘のことを真剣に想っている親バカである点では同じですね。だがそれがいい。自分のことを応援してくれている父の姿に、心のもやもやが晴れた紗羽は、携帯の呼び出しに応じる。

c0219090_1359585.jpg
「今から行くから待ってなさいよ!」

c0219090_141455.jpg
自転車を学校に置き忘れていたことを思い出した紗羽は、サブレに乗って登校することに。いや、馬に乗って公道走っていいのかよって色々ツッコミ所はあるけど、でもこういう展開は好きです。サブレとの絆の表現って意味合いも含まれているんでしょうね。

c0219090_1431379.jpg
c0219090_1432619.jpg
c0219090_1434510.jpg
ぎりぎりで間に合う→ハイタッチ→そのまま全員でEDへ。
この流れ好きだわ~! 和奏も加わった五人のEDは第7話から使われてますが、物語の流れ的にここにしました。うん、やっぱり五人揃ってこそだよね!
そんなわけで「潮風のハーモニー(5人 ver.)」FULLです!↓


では、また次回!
[PR]
by broken-range | 2012-11-04 14:08 | TARI TARI

TARI TARI ストーリー解説&名場面集(#01~#06)

今までは主に断片的な風景のみの紹介でしたが、ここらでストーリー解説でもしようかと思います。
とりあえず6話までの個人的に名場面、名台詞だと感じたところ中心に。

※#07, #08の解説はこちら
※各話のあらすじは公式からの引用。また、画像の著作権はすべて©tari tari project に帰属します。


・第1話「飛び出したり 誘ったり」
江の島にある土産物店の一人娘、坂井和奏。弓道部に所属する沖田紗羽。そして紗羽の親友、宮本来夏。彼女達が通う白浜坂高校には普通科のほかに音楽科があり、歌うことが好きな来夏は普通科の生徒だが声楽部に所属していた。しかし1年前、合同発表会での出来事をきっかけに歌わせてもらえず、日々悩んでいた。ある日、意を決して顧問である教頭に想いを伝えるのだが……。和奏、紗羽、来夏、瑞々しい少女たちの高校生活最後の夏が始まる――。
c0219090_14373926.jpg
「音楽を愛することは誰にでもできる。しかし音楽から愛されることは……」

歌うことを諦めきれない来夏が、教頭に直談判しに行ったときに言われた台詞。これは最終回まで見るとその奥深さが染みます。これは来夏に対してだけではなく、自分に対しての言葉でもあったんですね。

c0219090_1439749.jpg
「じゃあ、辞めます!」

「あなたには人を動かす特別な何かがない。ステージで歌うことは諦めなさい」と言われ、声楽部を辞めることに決めた来夏。しかし彼女の「歌への思い」はそこで終わらなかった。

c0219090_14412596.jpg
「歌いたいから私、新しく合唱部を作る」

声楽部で歌わせてもらえないのなら別のステージで。そう考えた来夏は合唱部を作ることを決意し、親友の紗羽にも声をかける。しかし部員は最低五人以上必要であるため、来夏は和奏にも声をかけてみることにした。

c0219090_14445324.jpg
「今更歌ったって……楽しめるわけない」

しかし和奏の反応は、まるで音楽を憎んでいるかのように冷たかった。度重なる勧誘を振り払うように、和奏は来夏に問いかける。「じゃあ、なに? なんで歌ってるの?」

c0219090_14483880.jpg
c0219090_14485080.jpg
「何もしないで諦めて後悔したくないから!!」

個人的に一話の最も名場面はここだと思います。6話まで見ると、この言葉がいかに和奏の心を刺したかわかるんですよね……。

c0219090_1452185.jpg
1年前の合同発表会にて、人前で歌う緊張から声が出なかった来夏は、この1年間ずっと鎌倉駅前の時計台広場で歌う特訓をしていた。恥を上書きするために。いつかリベンジを果たすために――。

c0219090_14552432.jpg
第1話のED。この時はまだ来夏と紗羽の二人だけだったんですね。話が進むにつれ、だんだん人が増えていく演出がとてもいいです。

・第2話「集ったり あがいたり」
新たに合唱部を作って、合同発表会出場を目指すことにした来夏。しかし部員を5人以上集めなければ、部として認められず同好会扱いになってしまう。弓道部と掛け持ちで入部してくれた紗羽、同じ学校に通う弟の誠、そして自分と3人までは集まったものの、残り2人がなかなか見つからない。だが紗羽の助けもあり、和奏も名前だけの入部を認め、寄せ集めの合唱部で合同発表会の会場に向かう来夏たち。合唱部という新たなステージで走り始める。
c0219090_1524556.jpg
c0219090_1525845.jpg
去年の来夏の失敗と、それでも前向きに頑張る姿勢を知った和奏は、「名前を貸すくらいなら」と合唱部に入部することを決める。しかし、「歌」への壁はまだ厚く、自らは合唱に参加せず、主に伴奏を担当することに。そんなとき、音楽準備室にあった一つの楽譜が彼女の記憶を刺激する――。

c0219090_1585640.jpg
「あんた、これだけの人を巻き込んどいて何もしないで帰る気!? 悔いはないの!? もう次はないんだよ!」

弟の協力もあり、なんとか寄せ集めの合唱部を作った来夏。しかし合同発表会当日、顧問の校長が骨折。さらに部員らを乗せたバスが渋滞に巻き込まれ、本番には間に合わないという。ここまできて歌えない来夏は俯き、小さく呟く。「……もう、帰る……」 だが、そんな弱気な親友に紗羽から叱咤が届く。

c0219090_1516434.jpg
「……そうだった。去年の恥、ちゃんと上書きしてこなきゃ。――歌ってなんぼだ。恥かいたっていい。いける所までいこう!」

ここらへん、BGMの曲調と合わせて静かに、でも力強く盛り上がるのが好きです。決して立ち止まらず、常に前を向いて進む来夏の姿と、そんな彼女を時に厳しく叱って応援する紗羽。いい友達持ったな……。

c0219090_1520131.jpg
c0219090_15202255.jpg
c0219090_1520365.jpg
二人だけでステージに立ち、「心の旋律」を歌う場面。最初聴いたとき、Σ うめえええええええええええええ!!? と鳥肌立ちました。二人の声優さんの声がすごく透き通っていて、とても綺麗なハーモニーなので、みなさんも是非聴いてみてください!↓


・第3話「振ったり 出会ったり」
合同発表会終了後、当初の目的を果たしたということで来夏の弟の誠を含め部員たちが辞めてしまい、また3人に戻ってしまった合唱部。ある日、教頭に呼び出された来夏と、1人で活動していたバドミントン部の田中大智は、部員数が5人未満という理由で廃部を言い渡される。だが諦め切れない来夏は、部員確保と新たな目標に向けて動き出す。一方、紗羽の実家である源奉寺の離れでは、夏に向けた商店街のイベント企画会議が行われていた。
c0219090_15285678.jpg
冒頭のおっさんが登場するシーン。ごめん、まじ吹いたwwww 真面目に解説すると、彼は和奏の母親の知り合いで、彼女の娘を見つけられてすごく嬉しかったんですね。だからと言って、いきなり追いかけるのもどうかと思うけどw

c0219090_15311561.jpg
c0219090_15312636.jpg
合唱部の部員がまた3人に戻ってしまったため、来夏は田中とウィーンにも入部するように声をかける。しかし彼らもバドミントン部を正式発足させたいため、バドミントンで勝負をすることに。でも同時にシャトル3つはキツイと思うぞw 勝負は来夏たちが勝ったわけですが、彼らの意見も尊重し、「合唱時々バドミントン部」として活動することに。これでようやくメインの5人が揃ったわけですね。

c0219090_15355654.jpg
そんなわけで、EDが一気に増えて賑やかになりました! 男声パートも加わり、サビがとても楽しい感じになっています。しかし和奏はまだ悩んでいる様子。

・第4話「怒ったり 踊ったり」
同じクラスの田中大智、オーストリアからの帰国子女ウィーンを加えて、新生合唱部として活動することになった来夏たち。次の目標は、地元商店街が企画する夏のイベント「ワールドミュージックフェスティバル」への参加。だが突如強力なライバル、コンドルクインズが現れる。憧れのバンドの登場に浮かれる来夏。そんな来夏に苛立ちを募らせる紗羽。合唱部は無事自分たちの歌を歌うことが出来るのか…?そんな中、音楽を敬遠し続ける和奏とコンドルクインズ間の意外な関係が明らかになり...。
c0219090_15412138.jpg
c0219090_15413721.jpg
c0219090_15415298.jpg
「まだ信じられん。まひるがもういないなんて……」

まひる=和奏の母親です。コンドルクインズがまだ路上ライブをしていた頃、まひると出会い、彼女から音楽の持つ意味を色々教わったそうです。墓地で演奏している「Amigo! Amigo!(レクイエム ver.)」は故人を悼む気持ちが滲み出てて、ぐっときますね。

c0219090_15464831.jpg
「来夏は自分で歌わなきゃ! ファンクラブで満足なら、私もう合唱部辞めるからね! 馬鹿! おたんこなす!!」

憧れのバンドに浮き立ち、自分たちの歌を忘れていた来夏に紗羽が投げた一言。しっかり叱ってくれる友達って良いよね……。

c0219090_155105.jpg
c0219090_15511193.jpg
「今のメンバー、今の気持ち……。今の歌は、今しか歌えない」
「愛するものを他人に譲るほど、歳を取ってはいないからね」
「戻りなさい、アミーゴ。君の下地に」

さらにコンドルクインズからも進むべき道を示される。温かい言葉に本来の気持ちを取り戻した来夏は、「ワールドミュージックフェスティバル」で自分たちが立てるステージを探しに行くことに。

c0219090_15581986.jpg
c0219090_15583292.jpg
c0219090_15584719.jpg
「来夏でいいよ」
「和奏でいいよ」

空の作画が実写なみにクオリティ高いカット。さらに二人が初めて名前で呼び合う場面ですね。もうすでに「ワールドミュージックフェスティバル」のステージを確保していてくれた和奏にも好印象を持ちました。

c0219090_1612337.jpg
c0219090_1613623.jpg
仲直り、というより、紗羽は最初から来夏のこと信じていたみたいですね。こういう関係羨ましいなぁ……。

c0219090_1633176.jpg
「結構です。自分たちのステージがありますから。……小さいですけど」

「アンコール、一緒に混ぜてやろうか?」と問われたときの、来夏の台詞。これは小説を書いている僕にも当てはめられるような気がします。小さな一歩、一歩の積み重ね。いきなり大きな舞台ではなく、自分たちの立てる範囲で少しずつ進んでいこう。そんな制作者陣の声が聞こえてきそうでした。

c0219090_167269.jpg
c0219090_1673868.jpg
「音楽はやめられない」
「やめるとかやめないとかじゃない。音楽はいつも共にあるもんだ」

音楽をやめた和奏にかけたコンドルクインズの台詞。じーちゃんたちに限らず、周りの大人や家族みんなが主人公たちを支えてくれている雰囲気がとても好きです。5話へ繋げるために、さりげなく母親のことに触れているのもグッド。

・第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
バドミントンの全国大会出場を賭けた試合に出場する大智を応援するため、会場に集まった合唱部のメンバーたち。マラカスを手に持ち即興で応援歌を歌う来夏やウィーンを中心に皆盛り上がっていた。だが和奏は体調が悪いからと先に帰ってしまい、後日開かれた大智を励ますパーティーにもひとり参加しない。フェスティバルの後、コンドルクインズから受け取った手紙は、和奏を母との思い出に引き戻す。彼女は、自分に何も話してくれなかった母の想いを今も量りきれないでいた。
c0219090_1614787.jpg
c0219090_16141931.jpg
c0219090_16203062.jpg
「和奏が一緒に歌を作ってくれたら元気になれちゃうかも」
「そんなことしている暇ないんだって!――もうすぐ受験なんだから」

第5話は主に、中学和奏とまひるの回想が中心ですね。と同時に、TARI TARI にしては珍しくシリアスパートの連続です。回想シーンの和奏はもうすぐ高校受験を控えた中学三年生。思春期特有の反抗期と、受験のストレスも相まって、母親にきつく当たってしまう場面が多いです。
「……あんまりかりかりしてると、実力が発揮できないわよ」という母の言葉にも、「誰のせいだと思ってんの!?」と返してしまうあたりが見てて辛い……。

c0219090_16205371.jpg
「一緒に歌を作ってたら……元気になったのかも」

受験一辺倒で、母親の言葉にも耳を貸さなかった和奏。今でもピアノを見ると、亡き母との思い出が思い起こされ……。

c0219090_16232350.jpg
「お父さん……部屋のピアノ、片付けようと思うんだけど……。私、もう使わないし……誰かほんとに音楽好きな人に使ってもらった方が、お母さんも喜ぶと思うから」

c0219090_16314267.jpg
c0219090_16315292.jpg
母親との思い出に繋がるものは全部捨てようとする和奏。これ……ほんと見ててせつねぇ……。

c0219090_16323814.jpg
c0219090_16325875.jpg
c0219090_16331659.jpg
「これからは娘と、和奏と一緒に歩きたいの。その健やかなる時も、病める時も、喜びの時も悲しみの時も。そんな歌が和奏と一緒なら作れる気がする。――私にとって「歌」とは、「愛を伝える言葉」だから。そして和奏が私に、大切なことを教えてくれたから。
和奏に伝えたい言葉が歌になって、それを一緒に歌うことができたら……そして和奏の歌を聴くことができたら……私の人生は、百点満点です」

もう泣くわあああああああああああああああああああああ!!! ↑の台詞は、コンドルクインズから渡された手紙の内容なんですが、声優さんの「母親としての声」で聴くと、涙が止まりません……。受験日当日。家の外まで見送りにでてくれた母親にもつらく当たってしまい、最後まで母の願いを叶えてあげることができなかった和奏。そこには後悔しかなく……。

c0219090_16423813.jpg
「言えなかった……。行ってきますも……ごめんなさいも……ありがとうも……。もう一緒に歌えない……」

c0219090_16434060.jpg
「ごめんなさい……お母さん……!」

ここで5話終わり。設定資料集では、5話は気持ちを「圧縮」する回だと位置づけていましたが、いやぁ、6話で救われるとは言え、この回はほんとせつない……。王道モノにありがちな展開ではあるけれど、空模様とか回想と現実のリンク具合の演出が凝っていて泣けます。

・第6話「笑ったり 想ったり」
風邪をひいて始業式を休んだ和奏。ずっと元気がなかった彼女のことを気にしていた来夏は、ためらいながらも様子を見に行くことにしたのだが、ちょっとした勘違いからとんだことに……。だが来夏がコンドルクインズを好きになった理由や、和奏の亡き母についてなど、お互いのことを話していくうちに以前よりも距離が近くなったと感じた二人だった。その数日後、元気になった和奏は、志保(紗羽の母)から母の高校時代の写真と、志保が合唱部だった頃に録音したテープを渡される。
c0219090_1649366.jpg
「約束は守らないとダメだよね……。私もお母さんと約束してて、ずっと守ろうと頑張って……でも知らなかったから、自分のことばっかりで……」

c0219090_16552341.jpg
「でも私ね、今は約束叶わなくてよかったって思う。叶ったら終わっちゃうでしょ? 約束があったから、いつもおじいちゃんのこと思い出すの。くそ~、叶わなかった~!って。――これも大事な思い出だから」

風邪の見舞いにきてくれた来夏が、和奏に言った台詞。良いこと言うよね……。

c0219090_1701465.jpg
c0219090_1702650.jpg
c0219090_1704033.jpg
来夏だけじゃなく、合唱部の他のメンバーとのふれあいで、和奏が徐々に立ち直っていく描写が印象的でした。田中とウィーンの朝練は和奏じゃなくても吹くしかないわwww

c0219090_1734358.jpg
「お母さん、どうして私に病気のこと話してくれなかったのかな……。そうしたら約束だって守れたかもしれないし、もっと優しくできたのに……」

それでもやっぱり母親の想いが量りきれない和奏。そんな彼女に、父から母の真意を伝えられる――。

c0219090_1772364.jpg
「一緒に歌を作るとね。自分を相手の心の中に残せる気がするの。だから悲しみじゃなくて、母親としての優しさとか強さとか……もし私がいなくなっても、その歌が私の代わりにずっとあの子と一緒にいてくれる」

c0219090_1792026.jpg
c0219090_1793399.jpg
「和奏が音楽を好きになってくれて、本当によかった。大事な大事な宝物だから。――私、絶対あの子を独りにしない」

もし病気であることを打ち明けた上で歌を作ったとしても、それは「悲しい別れの歌」になってしまう。だから、和奏には病気のことを黙っていて欲しい――。これが母親の真意です。お母さん、偉大すぎだろ……。記事書いてる今も涙出てきたよ……。

c0219090_17141247.jpg
「私、すごく愛されてたのに……勝手に思い込んで、捨てちゃった……。思い出も……ピアノも……音楽も……!」

あんなこと聞かされたら泣くしかないわ……。しかしここからが第6話最大の見せ所。

c0219090_17173555.jpg
「それ、お前が続きを作ったりできないのか。俺も、和奏が母さんと一緒に作った歌聴きたくて」

c0219090_17185546.jpg
「それから、これ。お前いらないなら俺がもらうけど……思い出だから捨てられなくて」

c0219090_17195632.jpg
「ピアノは!?」
「……捨てるわけないだろう。母さんが俺にプロポーズするときに使ったピアノなんだから」

親父さんかっけええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!こういう人間ドラマ大好き! 初見は涙で画面が見えなかったよ! これはお母さんが親父さんに惚れたのも納得だわ。そんなわけでピアノは捨てられていませんでした。よかったね、和奏。

c0219090_17241136.jpg
「お母さん、ありがとう……!」

こうして和奏は再び音楽の道に戻ることにしたんですね。この辺は是非アニメで見て欲しい。感動すること間違いなし!

c0219090_17262487.jpg
c0219090_17263863.jpg
ラストは合唱部みんなで「心の旋律」を歌って締め。ここからEDに入る流れが神過ぎる。

c0219090_17272440.jpg
c0219090_17273681.jpg
EDも画像変わってるんですよね。和奏が笑顔になり、5人揃っているところが素敵でした。
みなさんも是非聴いてみてください!↓


ひとまずここで区切らせてもらいますね。では!
[PR]
by broken-range | 2012-10-28 17:31 | TARI TARI

【動画紹介】ふじさわ江の島花火大会

前回は写真だけでしたが、やっぱり動画のほうが迫力あっていいよね!ってことで花火大会の様子です。
お客さんの歓声やカウントダウン、アナウンスも入っていて良い感じ!!
45分間を5分ダイジェストにまとめたもので、おおよそ次のようになってます。

0:40~:カウントダウン~打ち上げ開始
1:46~:「Dreamer」ミュージックスターマイン
3:20~:ファイナルスターマイン~二尺玉

[PR]
by broken-range | 2012-10-19 00:30 | TARI TARI