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【怪盗レッド② 中学生探偵あらわる☆の巻/秋木真】読了

怪盗レッドシリーズ二作目~。

怪盗がいるなら、名探偵(ライバル)を出さなきゃ盛り上がらないでしょ!ってことで、中学生探偵:白里響が現れるのがこの巻から。
怪盗側も自分の犯行には自信満々ですが、探偵側も自身の頭脳にはめちゃくちゃ自信持ってます。
「ぼくが警備するからには、怪盗レッドの最期になりますよ」
挑戦的な台詞を受けたアスカとケイは、それならやってやろうじゃないの! の精神で真正面から響と対決することになるのですが……。

とまあ、古きよき名探偵 vs. 怪盗の構図が現代に蘇るわけですが、うーん、それほどハラハラドキドキはしなかったかな。このへんがやはり児童書の読みやすい所でもあり、同時にそんなに本格的な心理戦、頭脳戦が展開されないように見受けられます。
総じて、「あっさりしている」ような印象を受けると言うべきか。
でもその後、探偵と怪盗がコンビを組んで謎の組織に立ち向かったり、時限爆弾を解除したりというストーリーはスケールが大きくなって面白かった。
まあ、時限爆弾解除する場面は、名探偵コナンの蘭と新一のシーンと若干似ているような気もしましたが。

あと、やはりアスカの一人称がいいです!
元気いっぱいでまっすぐで、こんな女の子を書いてみたい!

さて、現在3巻を読んでいる途中ですが、まだまだ二人の怪盗業は続いていく模様。
白里響もまだ登場しますし、新キャラも少しずつ増えていっています。これからどういう風に話が膨らむのか、期待です。

では、ろりこん!

by broken-range | 2012-03-31 22:19 | 読書レビュー